「ジュラシック・パークIII」2001年
『ジュラシック・パーク』『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に続くシリーズ第3作である。
第1作でグラント博士を演じたサム・ニールが再び同役を務め、「ファーゴ」のウィリアム・H・メイシー、「ディープ・インパクト」のティア・レオーニが共演。
前2作で監督を務めたスティーブン・スピルバーグが製作総指揮を手がけ、「ジュマンジ」のジョー・ジョンストン監督がメガホンをとった。
作品紹介・キャスト
【ストーリー】
前作『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』から4年後。恐竜達を生み出してきたサイトBことイスラ・ソルナ島はジョン・ハモンドの尽力により、恐竜の自然管理保護区域に指定されると同時に人間の立ち入りが禁止となっていた。その島の付近をパラグライダー体験を行う1隻のボートの姿があった。
8年前のジュラシック・パーク事件からすっかり注目を浴びているアラン・グラント博士であったが、相変わらず本業である化石発掘は資金難に陥っていた。ある後援会でジュラシックパークの恐竜について質問されたグラントだったが、彼にとって8年前の体験は忌まわしい恐怖の記憶であり、そもそも件の島の「恐竜」たちは、あくまで恐竜の血を吸った後に琥珀に閉じ込められた蚊から抽出されたDNAと、両生類などの現生の他種の生物達のDNAを融合させて人為的に生み出された「キメラ生物」に過ぎず、決して恐竜そのものではないと切り捨ててみせた。また、以前は好きだった恐竜も、当時の恐怖の体験から決してそうではなくなってしまっていたのである。その後、モンタナ州で発掘中に”カービー・エンタープライズ”の社長を名乗るポール・カービーとその妻のアマンダと出会い、そこで彼らから2人の結婚記念日に恐竜を空から見たいので、イスラ・ソルナ島の上空を回るツアーのガイドして欲しいと依頼される。当初は恐竜達のいる島へは二度と行かないと頑なに拒否していたが、島には絶対に着陸しないことと望むがままの報酬を与えるという条件に心が動き、助手のビリーと共に同行することに決める。飛行機の中にはカービー夫妻と共にポールの部下のユデスキー、ナッシュ、クーパーが同乗していた。何事もなく島に辿り着いたところでグラントはガイドを始めるも、全員彼のガイドは聞かずに着陸のスタンバイを始める。当初の話と違うことに戸惑いを覚えた彼はポールを問い詰めるも後ろからクーパーに殴られて気絶、その間に着陸されてしまう。アマンダを筆頭に単独行動を始めたメンバー達にすぐに飛行機に戻るよう指示するも、既に遅かった。巨大な肉食恐竜の咆哮が響き渡り、以前の事件からティラノサウルスのものかと思われたその声はグラントが知る恐竜の咆哮音ではなく、ティラノサウルスよりもさらに巨大で危険な肉食恐竜・スピノサウルスの存在を知ることになる。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【キャスト】
監督:ジョー・ジョンストン
出演者:サム・ニール , ウィリアム・H・メイシー ほか