「千と千尋の神隠し」2001年
2001年に公開された日本の長編アニメーション映画。
原作・脚本・監督は宮崎駿。2001年(平成13年)7月20日に日本公開。
興行収入は316億8,000万円で、『タイタニック』を抜いて、当時の日本歴代興行収入第1位を達成。
2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が記録を更新するまで、20年近くにわたり首位記録を堅持した。
作品紹介・キャスト
【ストーリー】
10歳の少女荻野千尋は、両親と共に引越し先のニュータウンへと車で向かう途中、父の思いつきから森の中の不思議なトンネルから通じる無人の町へ迷い込む。そこには神道の八百万の神々が住んでおり、人間が足を踏み入れてはならない世界だった。町の怪しい雰囲気を怖がる千尋をよそに、探検気分の両親は食堂街の中で一軒だけ食べ物が並ぶ無人の飲食店を見つけ、店員が来たら代金を払えばいいと勝手に置いてあった食べ物を食べてしまう。昼下がり、両親の誘いを断り食堂街を一人で歩く千尋は、旅館のような大きな建物の前の橋に着き、橋の上から下を走る電車を見ていた。背後からの気配に気づき振り返ると少年が立っており、少年に強い口調ですぐに戻れと言われた為、急速に日が暮れる中、両親を探すが、店では両親の服を着た大きなブタが二匹いて、食べ物を食い散らかしていた。千尋の両親は、神々に出す食べ物に手をつけた為、罰としてブタにされてしまったのだ。夜になり、千尋はトンネルに戻ろうと食堂街の出口に来るが、昼は草原だった所が大河に変わっており、船から降りてくる怪物のような者達を目にした事でこれは悪い夢だと思い込む。悪夢が消える事を願って自分が消滅しそうになるが、先程の少年ハクに助けられる。
ハクは、八百万の神々が客として集う「油屋」という名の湯屋で働いていた。油屋の主人は、相手の名を奪って支配する恐ろしい魔女の湯婆婆で、仕事を持たない者は動物に変えられてしまうと千尋に教える。千尋は、雇ってくれるよう湯婆婆に懇願し、契約の際に名を奪われ「千」と新たに名付けられ、油屋で働く事になる。ハクは、本当の名前を忘れると元の世界に戻れなくなると忠告する。ハクもまた名を奪われ、自分が何者であったのかを思い出せずにいた。しかし、彼はなぜか千尋の事を知っており、自分の名前は忘れても千尋の事は覚えているのだという。一方、千尋にはハクの正体に心当たりがない。
ブタにされてしまった両親を助ける為油屋で働き始めた千尋だったが、彼女は人間である為油屋の者達から嫌われる。油屋にカオナシという化け物が来るが、客だと思い込んだ千尋に親切にされる。その後、千尋は皆から悪臭とひどい汚れの客の相手まで押しつけられる。しかし、彼女の実直な働きにより、客から大量の砂金が店にもたらされると、千尋は皆に一目置かれる存在になる。千尋は世話をした礼としてその客から不思議な団子を貰う。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【キャスト】
監督:宮崎駿
出演者:柊瑠美 , 入野自由 , 夏木マリ ほか