「グリーンマイル」2000年

アメリカのベストセラー作家スティーブンキングが発表した原作小説「グリーンマイル」を映画化。

重い罪を犯した死刑囚が死刑執行を待つ場所、グリーンマイル。

そこで起きたことは一切他言されることはない。それがどんな奇跡だとしても・・・。

作品紹介・キャスト

【ストーリー】
20世紀末、刑務所の看守主任だったポールが、60年前の出来事を回想する形で物語が始まる。

1935年、アメリカの刑務所。死刑囚監房で看守を務めるポールのもとに、一人の大男が送られて来る。双子の少女を強姦殺人した罪を持つ死刑囚ジョン・コーフィは、その風貌や罪状に似合わないほど弱く、繊細で純粋な心を持っていた。これと同時期に、知事の妻の甥であるパーシーが看守となり、傲慢な態度で他の看守たちから嫌われる存在になる。

ある時、コーフィは局部を掴んだだけでポールの重い尿路感染症を治してしまう。その後も、コーフィはデルことエデュアール・ドラクロアが飼っていたネズミ、Mr.ジングルスがパーシーに踏みつけられて瀕死の状態を救った。これを見た看守たちは「コーフィは不思議な力を神から授かった特別な存在なのでは」と考え始める。同時にポールは、コーフィが電気椅子に送られること、それを行う自分たちは大きな過ちを犯しているのではないかと悩む。

しばらくして、ウィリアム・ウォートン ―― 通称“ワイルド・ビル”という凶悪な死刑囚が送られてくる。ポールは仲間達と共に、コーフィを刑務所から内密に連れ出して、難病を患っている刑務所所長のハルの妻・メリンダを助けようとする。コーフィはメリンダを治し、彼女から吸い取った病気をすぐに吐き出さず、横暴な看守のパーシーに移した。パーシーは錯乱状態となって凶悪犯のウォートンを銃殺し、まもなくパーシーは精神病院に送られた。それからコーフィは、ポールの手を取って「双子の少女の殺人事件の真相」を伝え、ポールはウォートンこそが双子の少女を殺害した真犯人だったと知る。

しかし、コーフィの冤罪を覆す証拠は存在せず、死刑執行が決定される。ポールたちはコーフィに脱獄を勧めるが、「世界中で今も愛を騙って人が殺されている」「毎日のように、世界中の苦しみを感じたり聞いたりすることに疲れたよ」と言い、コーフィはそれを拒否して死ぬことを選んだ。数日後、コーフィは電気椅子に送られ、ポールの手で処刑された。

その後、ポールは108歳になっても健康なまま生き続け、Mr.ジングルスも60年以上生き続けていた。これはコーフィから与えられた力によるものだったが、ポールは自分がコーフィを処刑したことで神から罰を与えられ[注釈 2]、家族や友人全員より長生きすることになると信じている。そして、ネズミのMr.ジングルスの異常な長寿から、自分が死ぬのは遠い先のことだろうと考えている。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

【キャスト】 
監督:フランク・ダラボン
出演者:トム・ハンクス , デヴィッド・モース ほか

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