「セブン」1996年

キリスト教の七つの大罪に基づく連続殺人事件と、それを追う刑事コンビの姿を描いたサイコ・スリラー。

先鋭的なヴィジュアル・センスとノイズを駆使したアバンギャルドな音響設計による、世紀末ムードが全編を覆うダークな世界観が魅惑的。

N.Y.タワーレコードの店長として働きながら執筆したアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーのオリジナル脚本を、「エイリアン3」のデイヴィッド・フィンチャーが監督。

主演はアクションにも果敢に挑んだ、「レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い」のブラッド・ピットと、「ショーシャンクの空に」「アウトブレイク」の演技派モーガン・フリーマン。

作品紹介・キャスト

【ストーリー】
雨降りしきる大都会。また新たな殺人事件が発生し、退職まであと1週間のベテラン、サマセット(モーガン・フリーマン)と血気盛んな新人ミルズ(ブラッド・ピット)の両刑事が現場に急行した。被害者は極限まで肥満した大男で、汚物にまみれ、食べ物の中に顔を埋めた恰好で死んでいた。死因は食物の大量摂取による内蔵破裂。男の後頭部に付けられた銃口の痕から、何者かに、死ぬまで食べ続けるよう強制させられていたことが判明した。そして現場には、犯人が残したものと思われる〈GLUTTONY=大食〉と書かれた文字が残されていた。まもなく次の死体が発見される。凄腕で名高い弁護士グールドが、高級オフィスビルの一室で、血まみれになって殺されていた。そして現場には血で書かれた〈GREED=強欲〉の文字が……。サマセットは、犯人がキリスト教における「七つの大罪=憤怒・嫉妬・高慢・肉欲・怠惰・強欲・大食」に基づいて殺人を続けていることを確信、ミルズにあと5人殺されるだろうと告げる。「強欲」殺人の現場を再検証した2人は、壁の絵画の裏に指紋で書かれた「HELP ME」の文字を発見。その指紋は前科者の通称ヴィクターのものだった。ヴィクターの部屋に急行した捜査陣は、舌と右腕を切られた上、ベッドに縛りつけられて廃人同様となったヴィクターを発見。部屋には彼が衰弱していく様を撮影した写真と〈SLOTH=怠惰〉と書かれた紙が残されていた。グールドの部屋の指紋は、ヴィクターの切り取られた右腕で付けられたものだった。捜査は振出しに戻り、サマセットはFBIの友人の協力を得て、犯罪者に利用される恐れのある″要注意図書 ″リストの「七つの大罪」に関する図書館の貸出記録から、容疑者を割り出そうとした。ほどなく″ジョン・ドウ ″という男が該当者に挙がった。半信半疑のまま、2人は男のアパートを訪ねるが、その時、帰ってきた男がいきなり拳銃を発射して逃げた。どしゃ降りの中を追跡したミルズを、男は待ち受けて打ち倒し、頭に銃口を突きつけるが、なぜかとどめは刺さずに去った。
(出典:MOVIE WALKER https://moviewalker.jp/mv10446/ )

【キャスト】 
監督:デビッド・フィンチャー
出演者:ブラッド・ピット , モーガン・フリーマン ほか

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