「ダイ・ハード2」1990年
超高層ビルでの活躍を描いた前作から舞台を空港に移し、再び刑事ジョン・マクレーンの活躍を描いたアクション映画。
当初は1作目に続いてジョン・マクティアナンが監督する予定であったが、『レッド・オクトーバーを追え!』の撮影の最中であり、スケジュールの調整がつかなかったために、レニー・ハーリンが監督を務めている。
脚本の原作はウォルター・ウェイジャーによる小説『ケネディ空港着陸不能』(58 Minutes)。
映画では、主人公をマローン警部からジョン・マクレーンに、舞台となるケネディ空港(ニューヨーク)をダレス空港(ワシントンD.C.)に変更するなど大きく脚色している。
作品紹介・キャスト
【ストーリー】
前作、ナカトミビルのテロ事件からちょうど1年後のクリスマス。ジョン・マクレーンは妻のホリーを迎えに雪の降るワシントン・ダレス国際空港にやってきた。
空港警察から駐車違反切符を切られるハプニングの後、マクレーンは怪しい男2人組を見つけたため刑事の癖で後を追い、空港内の荷物室へ侵入した2人に職務質問したところ、銃撃戦に発展する。やっとのことで1人を倒すがもう1人には逃げられてしまう。男達の装備からただ事ではないと考え、直ちに現場を封鎖して捜査を開始すべきと進言したマクレーンだったが、空港を管轄する空港警察のロレンゾ署長は、ただの物盗りの犯行として相手にせず、むしろ一年で一番忙しい日に泥棒相手に銃撃戦をやったマクレーンを罵倒する。納得がいかないマクレーンは男達の正体を探るため、ロスにいる親友の警官パウエルに死んだ男の指紋情報を送って照会してもらう。その結果、先ほど目の前で死んだ男は、2年前にホンジュラスで航空機事故により死んだとされていた元アメリカ陸軍軍曹と判明する。マクレーンは話にならないロレンゾ署長を無視して管制塔に乗り込むと、知り得た情報を基に管制部長のトルドーに事の次第を話す。だがその時突然、滑走路の着陸誘導灯が消え、計器着陸誘導装置(ILS)も作動不能に陥り、上空の旅客機が着陸できなくなってしまう。
事件を起こしたのは元アメリカ陸軍特殊部隊群のスチュアート大佐と、同じく軍人だった彼の部下達であり、その目的は間もなく護送されてくる南アメリカ、バル・ベルデの麻薬王エスペランザ将軍の奪還だった。空港の管制システムを乗っ取ったスチュアートは、自分達の目的を明かすと共に逃走用の飛行機を要求し、トルドーに余計なことをしないよう警告する。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【キャスト】
監督:レニー・ハーリン
出演者:ブルース・ウィリス , ボニー・ベデリア ほか