「メインテーマ」1984年
沖縄を舞台に、元幼稚園の先生とマジックを修業中の青年とが結ばれるまでを、二人に関係する中年カップルの恋を交錯させて描く。
片岡義男原作の同名小説の映画化で、脚本、監督は「ときめきに死す」の森田芳光、撮影は「人魚伝説」の前田米造がそれぞれ担当。
作品紹介・キャスト
【ストーリー】
小笠原しぶきは、先日まで幼稚園の先生だったがふとしたことでやめざるを得なくなり今は失業中。房総の海岸で、彼女は4WDのピックアップで全国をマジック修業にまわっているという大東島健と出会い、ひょんなきっかけから彼の4WDで一緒に旅をすることになる。しぶきの目的地は大阪。元、自分の受け持ちの園児で、父親の転勤で大阪へいってしまった御前崎カカルに会うのが一応の目的ではあるが、カカルの父親・渡に、以前から心魅かれるものがあったことも動機のうちだった。しぶきと健の旅が始まったが、何かとソリの合わない二人は道中ケンカばかりしている。浜松で、しぶきが健の叔父のマジック・ショーを手伝わされている頃、健は伊勢雅世子というジャズ歌手と出会い、ドライブを楽しんでいた。雅世子は渡と長い関係にあるのだが、しぶきはそのことは知らない。健は雅世子の大人の魅力にすっかりまいってしまい、しぶきはそんな彼の様子をみて小さな嫉妬を感じる。健の4WDは大阪に着いた。別れ際、しぶきはシャツをプレゼントし、健は故郷の沖縄へ向った。御前崎の家をたずね、カカルとの再会を楽しむしぶきだったが渡の妻に対する気がねなどがあり、長居はできなかった。そして、彼女は健のことが心にひっかかり、沖縄に住む姉夫婦を訪ねることにする。一方、雅世子は、歌手生活にピリオドを打つ決心をし、最後のステージを故郷の石垣島に近い沖縄でしめくくろうと向った。
(出典:MOVIE WALKER https://moviewalker.jp/mv17297/ )
【キャスト】
監督:森田芳光
出演者:薬師丸ひろ子 , 野村宏伸 ほか