「続・人間革命」1976年
「人間革命」の続篇。戸田城聖が数々の事業に失敗を重ね、その苦悩の中で創価学会活動に専念する姿を描いた池田大作原作の「人間革命」の映画化。
脚本は「砂の器」の橋本忍、監督は「ノストラダムスの大予言」の舛田利雄、撮影は「東京湾炎上」の西垣六郎がそれぞれ担当。
作品紹介・キャスト
【ストーリー】
“一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にするのだ”--敗戦の焼野原に一人起った戸田城聖は、真実の仏法による民衆救済を心に誓った……。前会長・牧口常三郎と創価学会の第一回総会を無事に終えたある日、幹部とともに座談会に出席した戸田は、彼を斬りつけるような鋭い質問をする山本伸一という19歳の青年を知った。その時、戸田は、27年前の牧口と自分とを想い甦らせた。それから10日後、昭和22年8月24日に山本は入信した。戸田は学会を支えるべき事業の日本正学館の経営に苦労しながらも、秋に第2回総会を開催した。だが、会員は増加してはいるが、会員全体の教学への熱意、積極的な折伏、力強い組織作りにはまだまだ欠けていた。そんな時、入信した妻に離婚を申し入れられたやくざの夫が、仲間を引きつれて座談会の席上に乗り込む、という事件が起きた。その場を泉田支部長がおさめた翌日、この事件は意外な形で解決した。やくざ達の組長が、かつて座談会に出席したことのある特攻くずれの男、島谷だったからだ。夏季講習会には飛躍的に増加した受講者が集まり、戸田の講義を中心に熱心な勉強会が行なわれていた。その受講者の一番後ろの席に山本伸一の姿が見える。戸田は、かつて豊多摩刑務所で悟った十界論の仏界--仏とは自分自身の命である--を、静かに力強く語った。形容もできない程の衝撃につつまれた伸一は、翌日からは最前列の席をとり、真正面から戸田と相対した。そしていつしか、あまりにも大きな感動に我を忘れるのだった。やがて、戸田は伸一を正学館に採用した。「冒険少年」は伸一の発案で「少年日本」と改題、内容も一新して、編集長には伸一が任命された。戸田は精力的に事業と学会の活動を続けたが、日本正学館と東光建設信用粗合の経営が思わしくなく、ついに営業停止となってしまった。
(出典:MOVIE WALKER https://moviewalker.jp/mv19861/ )
【キャスト】
監督:舛田利雄
出演者:丹波哲郎 , 芦田伸介 , あおい輝彦