J1リーグ
鹿島アントラーズ 奇跡の逆転劇で6年ぶり5度目のリーグ優勝!
| 順位 | クラブ名 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 鹿島アントラーズ | 72 | 34 | 22 | 6 | 6 | 60 | 36 | 24 |
| 2 | 浦和レッズ | 70 | 34 | 20 | 10 | 4 | 55 | 28 | 27 |
| 3 | ガンバ大阪 | 67 | 34 | 19 | 10 | 5 | 71 | 37 | 34 |
| 4 | 清水エスパルス | 61 | 34 | 18 | 7 | 9 | 53 | 36 | 17 |
| 5 | 川崎フロンターレ | 54 | 34 | 14 | 12 | 8 | 66 | 48 | 18 |
| 6 | アルビレックス新潟 | 51 | 34 | 15 | 6 | 13 | 48 | 47 | 1 |
| 7 | 横浜F・マリノス | 50 | 34 | 14 | 8 | 12 | 54 | 35 | 19 |
| 8 | 柏レイソル | 50 | 34 | 14 | 8 | 12 | 43 | 36 | 7 |
| 9 | ジュビロ磐田 | 49 | 34 | 15 | 4 | 15 | 54 | 55 | −1 |
| 10 | ヴィッセル神戸 | 47 | 34 | 13 | 8 | 13 | 58 | 48 | 10 |
| 11 | 名古屋グランパスエイト | 45 | 34 | 13 | 6 | 15 | 43 | 45 | −2 |
| 12 | FC東京 | 45 | 34 | 14 | 3 | 17 | 49 | 58 | −9 |
| 13 | ジェフユナイテッド千葉 | 42 | 34 | 12 | 6 | 16 | 51 | 56 | −5 |
| 14 | 大分トリニータ | 41 | 34 | 12 | 5 | 17 | 42 | 60 | −18 |
| 15 | 大宮アルディージャ | 35 | 34 | 8 | 11 | 15 | 24 | 40 | −16 |
| 16 | サンフレッチェ広島 | 32 | 34 | 8 | 8 | 18 | 44 | 71 | −27 |
| 17 | ヴァンフォーレ甲府 | 27 | 34 | 7 | 6 | 21 | 33 | 65 | −32 |
| 18 | 横浜FC | 16 | 34 | 4 | 4 | 26 | 19 | 66 | −47 |
「概要」 序盤は名古屋が4連勝とスタートダッシュに成功し首位に立つものの、その後は失速していく。代わりにG大阪が圧倒的な攻撃力を武器に勝ちを積み重ね、1位で中断期間に入った。 この年J1に昇格し、三浦知良、久保竜彦など抜群の知名度を誇る選手が多数在籍する横浜FCは、第2節で横浜FMとの横浜ダービーで勝利を収めたものの、久保が怪我で多くの試合を欠場したこともあり、その後は勝ちはおろか引き分けすらほとんどないという状態に陥ってしまい、17位とは勝ち点差6の18位で中断期間に突入した。
再開後は、G大阪との直接対決を制した浦和が首位に立つ。また、一時は15位にまで順位が落ちた鹿島も以前の中心選手小笠原満男がイタリアのクラブから復帰すると状態を持ち直し優勝争いに参戦、優勝は浦和、G大阪、鹿島、清水に絞られた。浦和はその後も勝ちを積み重ね首位を独走し、第30節の時点で優勝の可能性が出てくる。
しかし、そこから一転、ACLの疲れからかチーム状態が一気に下降する(特にACLで優勝した後の4試合は引き分けか負けのみで、勝ち点3が1度も取れなかった)。一方の鹿島は、一時は優勝は不可能とまでささやかれるようになるも、第26節から第32節まで怒涛の7連勝で2位に浮上、33節の浦和との直接対決も制したことでその勝ち点差はとうとう「1」となった。しかし、最終節の浦和の相手はJリーグ史上最速でJ2降格(昨年も京都が最下位でJ2降格となり2年連続で前年J2優勝で昇格したチームが翌年最下位でJ2降格となった)など、多くの不名誉な記録を樹立してしまった最下位横浜FCであったことで、アウェー戦とはいえ浦和の優勝は確実とまで言われた。ところが、いざ始まってみると緊張と疲労のためか、いつも通りのプレーができず、逆にキングこと三浦知良のスルーパスから最後はMF根占真伍に決められ先制点を与えてしまう。浦和は怒涛の攻めで何回も決定機を作るも、横浜FCのゴールキーパー菅野孝憲を中心としたディフェンス陣に全て阻まれ0-1で敗戦。一方の鹿島は、清水に3-0で勝利。この結果、鹿島が最終節が終了した時点で初めて首位に立つという奇跡の逆転劇で6年ぶり5度目のリーグ優勝を果たし、通算10冠目となるタイトルを獲得した。ちなみにこの結果横浜FCはチーム総得点19得点でシーズンを終えたが、これは徳島ヴォルティスが2014年シーズンにチーム総得点16得点を記録するまでJ1ワースト記録だった。
なお、鹿島は3位以上が確定した32節の時点で2008年のACL出場権を得ていた(浦和は前回王者枠、G大阪は天皇杯枠で出場するため、先の2チームを除くJリーグ最上位チームが出場できた)が、結果はおこぼれでなく正真正銘のリーグ王者として出場権を得ることとなった。一方で、本来であれば開催国枠により出場が見込まれていたFIFAクラブワールドカップ2007は、AFCチャンピオンズリーグ2007において浦和が優勝したため「1カ国から複数クラブの出場はできない」とする大会規定により、浦和がACL枠でクラブW杯出場となり、鹿島は出場できなかった。
下位では、先述の横浜FCのほか、大木武監督の指向するパスサッカーが話題となった甲府はG大阪に移籍したFWバレーの穴を最後まで埋められず降格。相手は奇しくも2年前のJ1昇格を決めた入れ替え戦の対戦相手だった柏、試合会場も日立柏サッカー場と同じだった。広島はユース世代からの選手育成が奏効しA代表を含む年代別代表に多数選手を送り出したが、中断期間中のチーム作りに彼らを欠いたという面ではこれがマイナスに働いた。リーグ再開後、2トップのウェズレイ・佐藤寿人が封じられ、特に佐藤は第19節から11試合無得点と大スランプに陥った。守備も安定せず(リーグ最多失点)大型連敗の末に入れ替え戦に回り、2戦合計で京都に敗れて2度目のJ2降格が決定した。この3チームと残留を競った大宮・大分は、中断期間中に大型補強を敢行し、何とか残留した。イビチャ・オシム前監督の後を受けたアマル・オシム監督の千葉、原博実監督の標榜する攻撃サッカーの実現がかなわなかったFC東京も下位に沈み、シーズン終了後それぞれの監督は解任された。
昇格組のうち、柏と神戸は前評判が高くなかった上に開幕前の注目度も低かったにもかかわらず、善戦してそれぞれ8位・10位の成績を収めた。柏は磐田に4-0、神戸は横浜FMに4-1など、序盤から強豪クラブに圧勝する事があった。その他、それまでは下位や中位の常連だった新潟が6位というJ1昇格以降最高順位を記録するなど、下馬評を覆す結果を残している。
大宮はさいたま市大宮公園サッカー場の改修に伴う暫定処置で10月までさいたま市駒場スタジアムに本拠地を移転したが、11月以後大宮(NACK5スタジアム大宮)へ復帰した。その他、命名権関連で、新潟スタジアム(ビッグスワン)は「東北電力ビッグスワンスタジアム」に、神戸ウイングスタジアムは「ホームズスタジアム神戸」にそれぞれ名称を変更している。
2007 ヤマザキナビスコカップ
ガンバ大阪 リーグカップ 初タイトル獲得!

「概要」 決勝は2000年以来7年ぶりの決勝進出を果たし初タイトルを狙う川崎フロンターレと、2005年以来2年ぶりの登場となるガンバ大阪の対決になった。川崎はACL準々決勝で敗退し国内のリーグ戦と未だチャンスの残っていたカップ戦に集中し、10月はカップ戦を含めて負け無しの5連勝であった。特に直前のFC東京戦では7-0と大勝しており、上げ潮ムードでの登場。一方ガンバは直前のリーグ戦で清水に敗北、リーグ優勝は遠のきチームの調子は良いとは言いがたかった。ただしガンバは昨年、一昨年とカップ戦の決勝に連続して進出しており、カップ戦決勝の戦い方を肌で知っているという強みがあった。
試合はここ最近のカップ戦決勝の傾向の例に漏れず、両者ともディフェンスに傾注し双方の攻撃陣はチャンスは作りながらも前半は0-0で進んだ。試合が動いたのは55分(後半10分)、ゴール前の混戦からガンバ大阪の安田理大がこぼれ球をゴールマウスに押し込み先制。試合は残り35分以上残していたが、ガンバ大阪が守りきり初めてリーグカップのタイトルを手にした。MVPはこの試合唯一のゴールを挙げた安田が獲得。
これまでJリーグカップを制覇した西限のチームはジュビロ磐田であったが、本年のガンバ大阪の優勝によってJリーグカップは天竜川を越えて大きく西進する事になった。
優勝したガンバ大阪は、翌2008年から新設されたパンパシフィックチャンピオンシップに日本代表として出場することとなった。なお、優勝時点では大会の開催そのものが決定されていなかったため、代表資格そのものは後付けである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
