2009年 Jリーグ

J1リーグ
鹿島アントラーズ Jリーグ史上初となる三連覇!

順位クラブ名勝点試合得点失点得失
1鹿島アントラーズ66342068513021
2川崎フロンターレ64341978644024
3ガンバ大阪603418610624418
4サンフレッチェ広島56341511853449
5FC東京53341651347398
6浦和レッズ52341641443430
7清水エスパルス51341312944413
8アルビレックス新潟5034131110423111
9名古屋グランパス50341481246424
10横浜F・マリノス463411131043376
11ジュビロ磐田4134118155060−10
12京都サンガF.C.4134118153547−12
13大宮アルディージャ3934912134047−7
14ヴィッセル神戸3934109154048−8
15モンテディオ山形3934109153240−8
16柏レイソル3434713144157−16
17大分トリニータ303486202645−19
18ジェフユナイテッド千葉2734512173256−24

「概要」 2連覇中の鹿島が第3節から第19節にかけて17試合連続無敗(12勝5分)を記録し、折り返しとなる第17節終了時点では2位浦和と勝ち点差8、3位新潟・4位川崎とは勝ち点差10をつけ、さらに第19節時点で2位との勝ち点差を10にまで広げ独走状態となったが、元々さほど厚くない選手層に積年の疲労が加わり、第19節からの5試合を2勝1分2敗とした後、第24節から第28節にかけて5連敗を喫し失速、首位を明け渡す。この間に13試合無敗の清水が28節に、外国人ストライカーが好調を維持していた川崎が29節から31節にかけて首位に立ち、さらに前半戦は中位に位置していたG大阪・広島・FC東京も台頭し上位陣は混戦に発展した。

最終盤になって、小笠原満男と中田浩二をダブルボランチに据え中盤を安定させた鹿島が復調、優勝争いは鹿島・川崎・G大阪に絞られた。第32節に川崎が大分に敗れ鹿島が首位に再浮上すると第33節でG大阪との大一番を制し、最終節にはアウェイで浦和を下して優勝を決め、Jリーグ史上初となる三連覇を達成した。AFCチャンピオンズリーグ2010 (ACL) 出場権を獲得したのは鹿島・川崎・G大阪であった。

一方、若手タレントが揃い、前年のリーグ戦4位、Jリーグカップ初優勝を果たし、九州に初のタイトルをもたらした大分は、全選手に年俸アップをしなければならず十分な補強ができなかったことに加え、開幕前にパンパシフィックチャンピオンシップ2009に出場したためフィジカルの強化ができなかったことの影響もあり、第4節から第17節まで引き分け制導入後のJリーグワースト記録となる14連敗を喫し、大差の最下位に低迷。前年の躍進の功労者であったシャムスカを解任し、シーズン後半になって10試合連続無敗を記録したが、時既に遅く、第30節の京都戦での引き分けを持って、4試合を残して初の降格が確定した。一方、前年最終節で奇跡的なJ1残留を果たした千葉は開幕から苦戦し、第19節にアレックス・ミラーを解任したものの、監督交代後に12戦連続未勝利を喫し、第30節で川崎に敗れ、3試合を残して、前身の古河電気工業サッカー部時代も含め、創設44年目にして初の2部降格が確定。最終的には大分にも抜かれ、最下位となった。柏は、第33節で大宮戦に引き分けて、4年ぶり2度目の降格が確定。結果的に、千葉県のJ1クラブが2チームとも降格するという憂き目に遭った。なお、最下位の千葉が挙げた勝ち点27は、2018年シーズンに長崎が記録するまで最多の「最下位の勝ち点」記録であった。

昇格1年目の山形は、磐田との開幕戦で6-2の大差で勝利。以後も堅実な守備とカウンターを武器に着実に勝ち点を積み重ね、最終順位は15位で残留を決めた。

同じくJ2からの昇格チームである広島はシーズン終盤まで優勝争いに絡み、4位でシーズンを終えた。さらに天皇杯でG大阪が優勝したため繰り上がりでACL出場を決めた。ちなみに昇格1年目チームの降格が無かったのは、2005年シーズン以来4年ぶりであるが、2005年は参加クラブ数が2004年までの16から18に拡大したための措置に伴い、自動降格そのものが無かったため、2009年が事実上1ステージ制移行後初めて、昇格1年目チームの降格の無いシーズンとなった。

2009 ヤマザキナビスコカップ
FC東京が優勝を果たす!

「概要」 川崎フロンターレの選手が試合後の表彰式において、「副賞の銀メダルをその場で外す」、「握手を拒む」、「壁に寄り掛かり、しゃがみ込む」、「ガムを噛みながら参加する」などの行為を取った。

この行為について、日本サッカー協会(JFA)名誉会長の川淵三郎は「表彰式に臨む態度が非常に悪い。ワーストルーザー(最悪な敗者)だ、Jリーグチェアマンの鬼武健二は「負けたのは己の責任だ。きちんとした態度で表彰式に臨まないと全ての人に対し、失礼。賞金を返還してほしいぐらいだ、JFA会長の犬飼基昭は「スポーツ界の恥だ」と批判した一方、サッカー解説者のセルジオ越後は選手の行為に苦言を呈しつつ、その行為については「一生懸命戦って負けた悔しさが発露してしまったもの」とコメントしている。また、協会幹部らの選手に対する批判についても、スポンサーの立場を忖度し、また選手に罪を押し付けて責任を逃れるために行ったに過ぎないと批判している。

川崎の運営会社である株式会社川崎フロンターレは、賞金全額5000万円の自主返還を申し出た(結果的には断られ、社会貢献に活用する事で合意し、後に川崎市へ寄付)他、代表取締役らの減俸、特に行動が問題視された森勇介の出場停止処分を科すなどの処分を行った。なお、メディアもこの問題を取り上げ、産経新聞やスポーツニッポンなどは川崎の選手の行動を「悪態」と表現した。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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