2015年 Jリーグ

明治安田生命J1リーグ
サンフレッチェ広島 年間勝ち点1位の座を獲得!

順位クラブ名勝点試合得点失点得失
1サンフレッチェ広島74342356733043
2ガンバ大阪63341897563719
3浦和レッズ72342194694029
4FC東京63341969453312
5鹿島アントラーズ593418511574116
6川崎フロンターレ573417611624814
7横浜F・マリノス553415109453213
8湘南ベルマーレ4834139124044-4
9名古屋グランパス4634137144448-4
10柏レイソル45341291346433
11サガン鳥栖4034913123754-17
12ヴィッセル神戸3834108164449-5
13ヴァンフォーレ甲府3734107172643-17
14ベガルタ仙台353498174448-4
15アルビレックス新潟3434810164158-17
16松本山雅FC283477203054-24
17清水エスパルス2534510193765-28
18モンテディオ山形2434412182453-29

「概要」 11年振りの2ステージ制となった今シーズン、戦前の予想では前年度のリーグ戦・ヤマザキナビスコカップ・天皇杯の3冠を達成し、開幕直前のゼロックス杯を制したG大阪が充実期を迎えて連覇を果たすのではないかという声が多く、他に前年度善戦した鹿島やAFCチャンピオンズリーグ2015 (ACL) の影響を受けない川崎などが上位に食い込むと言う声が大きい一方、開幕前の公式戦(ACL・ゼロックス杯)で3連敗した浦和の前評判は決して高くなかった。

しかし、ふたを開けてみると、開幕戦となった湘南戦を逆転で制したように、どんな局面、展開になっても平静さを保ったままゲームを進めて少ないチャンスをものにする戦いぶりで、前年までの「試合終盤での勝負弱さ」を克服した浦和が快進撃を続ける。監督のミハイロ・ペトロヴィッチがACLよりもリーグ戦を重視する戦い方を選択したこともあり、第16節の神戸戦で引き分けたことで開幕節から首位を一度も譲ることなくシーズン無敗で1stステージ優勝を決めた。

2ndステージに入って、第3節で浦和はそれまで9戦全勝だったホームで1stステージ3位の広島に敗れて開幕からの無敗記録が19でストップ。逆にこの試合の勝利で2ndステージ開幕3連勝となった広島はそのまま連勝を5まで伸ばす。その後の連敗もあり一時はトニーニョ・セレーゾを解任後に石井正忠の下でかつての強さが復活した鹿島にステージ首位の座を明け渡すものの、期限付き加入したFWドウグラスがシャドーポジションとしてチームにフィットするなど得点パターンが増加。鹿島との競り合いを制し最終節で2ndステージ優勝と年間勝ち点1位の座を獲得した。広島の年間勝ち点74は、18チームによるリーグ戦(シーズン34試合)となった2005年以降でのJ1最多記録であった。浦和は2ndステージ序盤の4戦未勝利が響いてか、年間勝ち点で広島に及ばなかった。

チャンピオンシップ出場権のかかった年間勝ち点3位争いは、最終節を前に3位FC東京・4位G大阪の2チームに絞られたが、最終節でG大阪は山形に勝利した一方で、FC東京は鳥栖にスコアレスドロー。この結果、勝ち点で両チームが並んだものの、得失点差でG大阪が逆転で3位に滑り込み、チャンピオンシップに駒を進めた。FC東京はこの時点で年間4位が確定。第95回天皇杯に浦和とG大阪が決勝進出を決めたため、繰り上げでAFCチャンピオンズリーグ2016 (ACL) プレーオフ出場が決まった。

一方の残留争いは、J1昇格組の松本・山形に、前シーズン終盤から引き続き戦術の徹底が図られなかった清水、けが人が続出しベストメンバーがなかなか組めない新潟らが絡む状況となるが、2ndステージ第5節以降は松本・山形・清水の3チームが自動降格圏の16位以下に定着する状況となる。シーズン終盤に下位クラブ同士の直接対決を残すなど波乱の可能性もあったが、2nd第14節で清水が仙台に敗れて16位以下が確定、続いて第15節で山形が神戸に、第16節で松本が神戸に敗れそれぞれ16位以下が確定。清水はクラブ史上初の、松本と山形は1年でのJ2降格となった。

2015 ヤマザキナビスコカップ
鹿島アントラーズが3年ぶり6度目の優勝!

「概要」 決勝戦は、準決勝第2戦の後半3得点で神戸を突き放し、大会最多6度目の優勝を目指す鹿島と、第1戦のビハインドから逆転で新潟を下し、4クラブ目の大会連覇を目指すG大阪の対戦となった。会場には2004年大会以来となる5万人を超える観衆が詰めかけた。

試合はG大阪に公式戦4連敗中の鹿島が序盤から攻勢を仕掛け、幾度となく決定機をつかむも、G大阪GK東口順昭のファイセーブなどもあり得点を挙げることが出来ない。一方、G大阪は鹿島の速いプレスに手こずって思うように攻撃の形を作れず、前半をスコアレスで折り返す。

後半も鹿島の攻勢を何とかしのいできたG大阪だったが、後半15分に鹿島MF小笠原満男の左CKをゴール前に飛び込んだDFファン・ソッコが頭で合わせ、鹿島がついに均衡を破る。同点に追いつきたいG大阪は徐々に攻勢を強めて流れを引き寄せかけるが、鹿島は後半21分にMFカイオを投入。これが功を奏し、後半39分、カイオの絡んだ攻撃で得たMF小笠原の左CKの流れからFW金崎夢生がヘディングシュートを決めて逆に鹿島が突き放す。さらにその2分後には、鹿島が自陣からのカウンターでMF柴崎岳のスルーパスを受けたカイオがペナルティエリア右隅から、前に出てきて、シュートコースを消しに来た、ガンバキーパーの東口順昭の左肩上を狙ったシュートを決めて、今年のナビスコカップ優勝は鹿島だと思わせるような3点目を挙げる。

試合はそのまま終了、鹿島3-0でが3年ぶり6度目の優勝を成し遂げた。鹿島はシーズン途中に監督に就任した石井正忠の球際の競り合いで体を張る「戦う姿勢」を重視した戦術が浸透し、終わってみれば、24本(前半10本、後半14本)のシュートを放ち、G大阪のシュートを5本に抑え、圧勝とも言える試合展開であった。一方、長谷川健太監督が試合後に「勝てるだろうという慢心があったのではないかと思う」と語ったG大阪は2年連続のシーズン三冠の夢が潰えた。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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