明治安田生命Jリーグ
横浜F・マリノス 15年ぶり4回目のJリーグ制覇!
| 順位 | クラブ名 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 横浜F・マリノス | 70 | 34 | 22 | 4 | 8 | 68 | 38 | 30 |
| 2 | FC東京 | 64 | 34 | 19 | 7 | 8 | 46 | 29 | 17 |
| 3 | 鹿島アントラーズ | 63 | 34 | 18 | 9 | 7 | 54 | 30 | 24 |
| 4 | 川崎フロンターレ | 60 | 34 | 16 | 12 | 6 | 57 | 34 | 23 |
| 5 | セレッソ大阪 | 59 | 34 | 18 | 5 | 11 | 39 | 25 | 14 |
| 6 | サンフレッチェ広島 | 55 | 34 | 15 | 10 | 9 | 45 | 29 | 16 |
| 7 | ガンバ大阪 | 47 | 34 | 12 | 11 | 11 | 54 | 48 | 6 |
| 8 | ヴィッセル神戸 | 47 | 34 | 14 | 5 | 15 | 61 | 59 | 2 |
| 9 | 大分トリニータ | 47 | 34 | 12 | 11 | 11 | 35 | 35 | 0 |
| 10 | 北海道コンサドーレ札幌 | 46 | 34 | 13 | 7 | 14 | 54 | 49 | 5 |
| 11 | ベガルタ仙台 | 41 | 34 | 12 | 5 | 17 | 38 | 45 | -7 |
| 12 | 清水エスパルス | 39 | 34 | 11 | 6 | 17 | 45 | 69 | -24 |
| 13 | 名古屋グランパス | 37 | 34 | 9 | 10 | 15 | 45 | 50 | -5 |
| 14 | 浦和レッズ | 37 | 34 | 9 | 10 | 15 | 34 | 50 | -16 |
| 15 | サガン鳥栖 | 36 | 34 | 10 | 6 | 18 | 32 | 53 | -21 |
| 16 | 湘南ベルマーレ | 36 | 34 | 10 | 6 | 18 | 40 | 63 | -23 |
| 17 | 松本山雅FC | 31 | 34 | 6 | 13 | 15 | 21 | 40 | -19 |
| 18 | ジュビロ磐田 | 31 | 34 | 8 | 7 | 19 | 29 | 51 | -22 |
「概要」 戦前の予想では、2連覇を果たし、さらに元ブラジル代表のFWレアンドロ・ダミアンを補強した川崎、各ポジションに質の高い選手をそろえた鹿島を中心に、元スペイン代表FWダビド・ビジャなど前年に続き大型補強を敢行した神戸などが続くと予想する者が多かったが、ふたを開けてみると、3年目を迎えた風間八宏の下で前年後半の好調をキープする名古屋、2年目の長谷川健太の戦術が浸透し、ディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑の2トップに加え、トップ下で17歳のMF久保建英が躍動するFC東京、第2節から5試合連続完封など堅守の光る広島、さらには昇格組ながら片野坂知宏の下でFW藤本憲明を中心に攻守に完成度の高い大分が上位を争う。前半戦は第8節に広島との無敗同士の対決を制したFC東京がそれ以降首位をキープする展開となった。後半戦に入り、優勝争いはラグビーワールドカップに伴うアウェイ8連戦も4勝2敗2分と大きく星を落とすことなく上位をキープするFC東京、そこに第22節から9戦無敗で首位を奪った鹿島と、2年目のアンジェ・ポステコグルーの掲げる攻撃的サッカーが浸透し、第24節から無敗を続ける横浜FMが絡む三つ巴の様相を見せる。残り3試合となった第32節、首位FC東京が湘南に引き分け、3位鹿島も広島と引き分けた一方、2位横浜FMが松本に勝利して今季初の首位に浮上。続く第33節、横浜FMは前節で三連覇の可能性の消滅した川崎を下して首位をキープする一方、2位FC東京は浦和に引き分けて勝ち点差が3に広がり、3位鹿島は神戸に敗れて優勝の可能性が消滅。優勝決定は最終節での横浜FMとFC東京の直接対決に持ち込まれた。
下位については、戦前の予想では昇格組の松本・大分と、前年シーズン終盤で残留を争った磐田・仙台・鳥栖、前年優勝争いをしながら後半戦に失速した広島の苦戦を予想する声が多かったが、リーグが始まると大分・広島が上位争いに食い込む一方、鳥栖・清水・仙台といったチームが苦戦。鳥栖はリーグ開幕10戦でわずか1得点(1勝1分8敗)という苦境に陥り、今季就任したばかりのルイス・カレーラスを早々に解任し、コーチの金明輝を昇格させる。清水も11節終了時点でリーグワーストの26失点と守備が崩壊し、監督のヤン・ヨンソンを解任してコーチの篠田善之を昇格させる。一方、前年16位でJ1参入プレーオフに回り、辛くも残留を果たした磐田は序盤こそ残留争いに巻き込まれるには至らなかったものの、中盤以降は得点力不足に悩まされ、最下位に転落。7月に退任した名波浩の後を引き継いだ鈴木秀人でも立て直せず、さらにその後を引き継いだフェルナンド・フベロも戦術浸透に時間がかかり、低迷から脱せずにいた。松本は序盤こそ勝ち星を重ねたものの、中盤戦以降は得点力不足から勝ち星から見放されるようになり、第22節で自動降格圏内の17位まで転落してしまう。また、湘南は監督の曺貴裁がパワハラ問題で第23節から現場を離れることになる(10月8日に退任)と、そこから10試合勝ち無し(3分け7敗)と急失速。しかし他チームとの勝ち点差が大きく開くことはなく、第27節終了時点(残り7試合)で、9位神戸から16位鳥栖までが勝ち点7差、さらに第30節終了時点(残り4試合)でも11位浦和から17位松本までが勝ち点6差という大混戦の状況となった。迎えた第33節、最下位磐田は名古屋に勝利するが、17位松本はG大阪に敗れ、さらに16位湘南が広島に勝利を挙げたため、湘南と磐田・松本との勝ち点差が4以上となり、磐田は4年ぶりの、松本は1年でのJ2降格が決定した。また、湘南と勝ち点差が4あった14位鳥栖・15位清水が共に敗れ、最終節で鳥栖と清水が直接対決するため、湘南は最終節に勝てば自力でJ1残留を決められる可能性が生じ、数字上12位名古屋・13位浦和にもプレーオフ圏内の16位転落の可能性は残るものの、得失点差の関係もあって事実上鳥栖・清水・湘南の3チームによるJ1残留争いを迎えることとなった。
迎えた最終節、横浜FM対FC東京の試合会場である日産スタジアムには6万3854人というJリーグ最多観客動員記録となる観客が詰め掛けた。2006年最終節以来となる「最終節での優勝決定直接対決」は、優勝するには4点差以上での勝利が必須となるFC東京は、前節の負傷を押して出場したFW永井らを中心に序盤から攻勢に出るが、なかなか得点に繋がらず、徐々に横浜FMが主導権を握る展開となった。そして前半25分、DFティーラトンのシュートが相手に当たってコースが変わり、GK林彰洋の頭上を超えてネットを揺らし横浜FMが先制に成功すると、さらに前半終了間際にはFWエリキが追加点を決め、横浜FMが2点リードして前半を折り返した。後半17分に永井の突破を止めた横浜FMのGK朴一圭がレッドカードとなり、FC東京が数的優位に立ったものの、逆に後半32分にカウンターから左サイドを突破した横浜FMのMF遠藤渓太が試合を決定付ける3点目を挙げた。そのまま試合終了し、横浜FMが3-0でFC東京を下して7連勝を飾り、15年ぶり4回目のJリーグ制覇を成し遂げた。横浜FMのマルコス・ジュニオールと仲川輝人が15得点で得点王となり(仲川はMVPも獲得)、Jリーグ史上初めて「同一チームの2名が得点王獲得」となった。
一方の残留争いは、直接対決となった15位清水対14位鳥栖、さらには松本対16位湘南とも堅い展開となり、前半はスコアレスで終える。後半に入ると、清水が後半23分にFWドウグラスのミドルシュートで先制、続いて後半38分に湘南が途中交代のFW野田隆之介のゴールで先制し、鳥栖にプレーオフ行きの可能性が高まる。しかし後半45分、松本がクロスボールの落としをこちらも途中交代のFW阪野豊史が同点ゴールを決め、2試合ともそのまま試合終了。清水が1-0で鳥栖に勝利して自力でJ1残留を決めた一方、勝ち点で並んだ鳥栖と湘南は得失点差で鳥栖が15位となりJ1残留。16位となった湘南がプレーオフに回ることとなった。その後湘南は、徳島との決定戦を1-1で引き分けてJ1残留を決めた。
なお、最下位の磐田は最終勝ち点を31まで積み上げ、2018年の長崎(勝ち点30)を上回る最下位としての史上最多の勝ち点を記録した。
またこの年は1試合の平均観客数が20,751人となり初めて2万人を超えるとともに、Jリーグバブルが残る94年シーズンに記録した19,598人を上回り史上最多となった。
2019 YBCルヴァンカップ
川崎フロンターレが悲願のJリーグカップ制覇!

「概要」 決勝に進出したのは、初の決勝進出となった札幌と2017年大会以来2年ぶり5回目の決勝進出となった川崎の2チーム。札幌はクラブ史上初の国内三大タイトル獲得をかけて、川崎は過去4回決勝進出しながら(2000年・2007年・2009年・2017年)、いずれも無得点で敗れており、5回目の決勝での初優勝を目指す一戦となった。なお両チームは1999年のJ2開幕初年度に参加したチーム同士の為、J2開幕初年度に参加したチーム同士のJリーグカップ決勝は2009年のFC東京と川崎以来2例目である。
前半10分、ロングボールを受けた札幌MF白井康介が川崎DF車屋紳太郎を交わしてクロスを上げ、これがファーに流れたところをペナルティエリア内に詰めていた札幌MF菅大輝がダイレクトボレーを放つと、クロスバーに弾かれたボールが川崎GK新井章太の背中に当たってゴールに吸い込まれ、札幌が先制点を挙げる。そこから川崎が徐々に押し返す展開となり、何度も決定機をつくるが決めきれない展開が続く。しかし前半終了間際、川崎MF脇坂泰斗が放ったコーナーキックがファーサイドにこぼれると、フリーで待っていた川崎MF阿部浩之が札幌GKク・ソンユンの股下を抜くシュートで同点に追いつく。このゴールは川崎のJリーグカップ決勝での初ゴールであった。
後半も川崎が主導権を握りつつ、札幌がカウンターを狙うなど一進一退の攻防が続くが、後半43分、川崎MF大島僚太がゴール前に浮き球のスルーパス。このボールを札幌DF陣の間を抜け出した途中出場の川崎FW小林悠が冷静に流し込み、川崎が勝ち越す。しかし、後半アディショナルタイム、札幌DF福森晃斗の右コーナーキックをMF深井一希が頭でたたき込み、札幌が同点に追いつき延長戦に突入する。
延長前半4分、中央突破を図った札幌MFチャナティップを川崎DF谷口彰悟が後ろから回り込んで倒してしまう。主審の荒木友輔はこのプレーで谷口に一旦イエローカードを提示するが、ビデオ・アシスタント・レフェリー (VAR) が介入。オンフィールドレビューの結果、「決定的な得点の機会の阻止(DOGSO)」と判断され、レッドカードに変更。谷口は退場処分となった。さらに、このファウルで得たフリーキックを札幌DF福森が沈めて札幌が勝ち越しに成功。窮地に追い込まれた川崎だったが、延長後半4分、途中出場のMF中村憲剛の放った左コーナーキックをファーサイドのMF山村和也がクロスで折り返し、ゴール前で待ち構えていたFW小林がこの試合2ゴール目を挙げ、同点に追いつく、両者一歩も譲らないまま120分を終え、試合は決勝では2016年大会以来3年ぶりのPK戦となった。
迎えたPK戦、先攻の川崎は4人目のDF車屋が失敗するが、後攻の札幌の5人目のDF石川直樹のキックを川崎GK新井が止め、サドンデスに突入。6人目に川崎はMF長谷川竜也がきっちり決め、札幌のDF進藤亮佑のキックを新井がストップし試合終了。死闘を制した川崎が悲願のJリーグカップ制覇を成し遂げた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
