2021年 大河ドラマ「青天を衝(つ)け」 渋沢栄一は、藍染めの原料となる藍玉づくりと養蚕を営む百姓の家に生まれた。頭の回転は早いが、大人や権力にものおじしないやんちゃ坊主に育つ。商才に長けた父・市郎右衛門の背中に学び、栄一は商売の面白さに目覚めていった。
その後、倒幕の志士を目指したものの、徳川慶喜の信頼を得て幕臣に。しかし、幕府がつぶれて失業武士に。さらには意に反して明治新政府に仕官することとなり、政治の世界で大暴れ。33歳でようやく辞表を出して民間人へと転身。ここから実業家として、怒濤(どとう)の民間改革が始まる。銀行、保険、製紙、紡績、鉄道、海運、ガス、電気……、渋沢栄一が世の中に必要なものを次々と生み出し、近代日本の礎を築いていく姿を描く。